「『武漢脱出記』中国とフランス、二つのロックダウン」中央公論新社刊の翻訳本を上梓された、普段は主にマルグリット・ユルスナールの若手研究者としてもご活躍されている、深田孝太朗さんを講師にお迎えし、東京大学博士課程に在籍中で、同大学非常勤講師、主にミシェル・トゥルニエなどを中心に研究されている中江太一さんを聞き手として、「フランス語」「翻訳」「フランス文学」の魅力について、たっぷりと語っていただく対談形式のイベントを行います。
普段は研究者として、学術的なフランス文学界にどっぷりと浸かっている訳者が、なぜ中国出身でまだ若い著者(母語がフランス語でない外国人)のフランス語で記したルポルタージュを訳すことになったのか、その理由と経緯、本書の特徴とおすすめポイント、具体的な翻訳箇所の苦労話、フランス文学論などに至るまで、紹介いたします。
対談後には、ご参加者の皆さまから質疑応答を募るなど、interactifに気軽な交流ができる機会を設けます。
普段はなかなか交流機会のない、フランス文学の若手研究者たちと、文学にまつわるフランス語翻訳の世界を一緒に、たのしく巡ってみませんか?
【訳本と原書について】
中国武漢出身で、普段はITコンサルタントとしてパリで働いている著者が経験した、新型コロナ発生と流行をめぐる「武漢」と「パリ」の2つのロックダウン体験記。
▼訳本。ビンタオ・チェン著 ステファニー・トマ執筆協力 中央公論新社刊
https://www.chuko.co.jp/tanko/2020/12/005369.html
▼原書。Bintao Chen, Stéphanie Thomas, Wuhan confidentiel. D’un confinement à un autre, Flammarion
https://editions.flammarion.com/wuhan-confidentiel/9782080207425
【イベント内容(予定)】
①書籍、出版の話
②翻訳の話
・翻訳するにあたっての留意点
・具体的な翻訳箇所の解説、ポイントをいくつか
③文学の話
・フランス文学論 (ユルスナールなど)
・感染症に関する、新旧のフランス文学比較、文学論の紹介
・脱出文学
・外国人(中国人)作家による仏文学の紹介、比較
④フランス滞在時の話
などなど・・・
【使用言語】
日本語で行います。
【講師プロフィール】
深田孝太朗
東京大学仏文科卒業。同大学院修士課程修了。
同大学院博士課程在籍中。同大学非常勤講師。
日本学術振興会特別研究員。
2020年3月までパリ高等師範学校研究指導委託。
エコール・プリモでのプライベートレッスン講師のご経験も。
講師紹介、イベント募集要項、申込方法など、詳細は以下をご覧下さい。
https://wp.me/p9ufcT-eK
お申込み、お問合せは、エコール・プリモ事務局までお気軽にどうぞ!
TEL: 03-3465-7716
e-mail: ecole@primots.com
開催日 | 2021年04月17日 |
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申込締切 | 2021年04月14日 |
プログラム |
16:30-18:00 対談、質疑応答 |
使用言語 |
日本語 フランス語 |
開催場所 | エコール・プリモ教室/オンライン(Zoom)/アーカイブ配信 |
会場URL | http://ecole.primots.com/ |
会場住所 | 東京都目黒区駒場 3-11-14-4F |
最寄り駅 | 京王井の頭線 駒場東大前駅下車 徒歩3分 |
定員 | 教室6名/オンライン定員なし。 |
会費 |
おとな・・・・・・・1,500円 学生・・・・・・・・1,000円 アーカイブ配信・・・1,500円 |
備考 |