Association des Laureats du Futsuken Ikkyu

合格体験記

iKK さん (2012.9.26.寄稿)

合格体験記

仏検とDALF 一石二鳥? それとも二兎一兎?

昨年のこと、私はDALF試験に初挑戦するつもりで、東京日仏学院のDALF講座を 受講していました。出願時に、隣にあった仏検のポスターを見て、ダブル受検を思い 立ちました。
DALF講座では多くを学びました。週1回2時間の授業をペースメーカーにして、あと は自習で補いました。ユーモアあふれる先生に毎週のように叱咤激励され、テンポ 良く勉強できる環境にあったことは、非常な幸運と思います。

自習の内容は次のようなものです。

・図書館で仏語の雑誌を借りる。

ジャンルを問わず量で借ります。2週間で返却し、次に入荷したものをまた借りま す。気に入った記事があったらコピーします。

・ボキャブラリーノートを作る。

文字は太字で書くと忘れにくく、あとあとまで使えます。単語ひとつでも品詞を違え たり、語源、類義語、対義語を探したり、用例のパターンを記すなどすれば、有機的 なつながりができるような気がします。

・インターネットラジオを聞く。

とくにNHK World French はリアルタイムのニュース(国内中心)が仏語のテキストに なって掲載されているので、三ツ星級のおすすめです。また、番組中に3分ほどの 短いインタビュー形式の「今日のコメント」欄があり、A4用紙1枚ほどに要領よくまと まっているため、仏検の2次試験対策の格好のお手本になります。

・参考書を利用する。

「時事フランス語/東洋書店」「時事フランス語 読解と作文のテクニック/大修館 書店」「ビジネスフランス語/大阪日仏文化センター」「仏検公式問題集/フランス 語教育振興協会」「東京日仏学院通信講座DALFコーステキスト」「Reussir le DALF/Didier 」「Que dire et qu’offrir en toutes circonstances/Editions de Vecchi」 「Le francais du monde du travail」など

・電子辞書を活用する。

最新の電子辞書は、仏語のみならず英和/和英、百科事典、国語辞典、漢和辞 典、各国語旅行会話まで満載しており、まさに博覧強記のよき友です。「発音」機能 で綴りとの関係もばっちりです。

・筆記試験の過去問題は試験2週間前に解く。

解答例をみると、正解はかならずしもひとつではないことがわかります。限られた時 間で多数の例に接すると、おのずから許容範囲の判断がつき、減点を少なくできる のではと考えました。制限時間内に答案をまとめ、チェックを繰り返します。

仏検の二次試験対策は、以下のような準備をしました。

・できるかぎり、設問を考える。

審査員になったつもりで、問われそうなテーマを考えました。過去問で傾向は知れ ますが、傾向は変わるものです。また日本の会場とパリ会場では設問のあり方が 違うとも感じました。

・試験時と同じコンディションでリハーサル。

エクスポゼの時間は3分と限られた時間ですから、その長さの感覚を体でおぼえて しまうのが早いようです。その後の質疑応答に関しても、ふだんから、「次に聞かれ そうなこと」を予想する癖をつけておくとよいかもしれません。

一夜明け、試験を終えた感想

フランス語力を問う試験でありながら、仏検とDALFはまったく別物だと感じました。 もちろん筆記具も異なります。審査基準の詳細を分析し、最適なアプローチを考え るのが合格の近道と実感したので、これから受検される方には過去問の解説欄の 熟読をおすすめします。
とくに仏検で求められるのはきめの細かさです。名詞構文の書き換え問題は、広い 文法知識と深いボキャブラリーが問われますし、正誤問題の設問などは部分否定 の文章のオンパレードなので、限られた時間内で判断するのは大変でした。日々の 多読でカンが養われることを期待しましょう。

合格体験記一覧に戻る>>

ALFI会員登録のお申し込み

折り返し、ご案内を差し上げます。